性器ヘルペス

　クラミジア、淋菌感染症(淋病)と並んで多いのが性器ヘルペスです。

　初感染は主に性行為で感染します。相手の性器表面にできたヘルペスに接触し、それが自分の性器、口等の粘膜に付着すると感染します。
性器ヘルペスがやっかいなのは再発があることです。
初感染と再発では症状が若干違い、一般的には初感染の方が症状が重いです。
再発は、心身の疲労やストレス、性交による刺激で起こりますので、安静を心がけてください。
なお、感染しても自覚症状が無い人も多いことも問題です。

【潜伏期間】
　４日～１０日

【主な症状】

　男性

　亀頭（ペニスの先端）、包皮、陰茎体部、おしり等に赤いブツブツや水ぶくれ、潰瘍（皮膚のただれ）ができます。初感染のときには強い痛みや発熱をともない、発症後１週間ほどでもっとも症状が重くなります。それに対し、再発の場合は小さな水ぶくれや潰瘍ができるだけの、軽い症状ですむことが多いようです。

　女性

　症状は男性と同じですが、発症部位は外陰、膣の入り口とおしりに多くみられます。患部は子宮頸部に及ぶこともあり、場合によっては髄膜炎を併発することもあるので注意が必要です。

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